miss sloane : 女神の見えざる手
こんにちは。
最初の記事ではNetflixAmazonプライムでも配信している(2020年1月現在)女神の見えざる手について紹介したいと思います。
主役はジェシカ・チャスティン扮するエリザベス・スローン。特定の主義主張を実現するために政治家、資産家、マスコミ等々に働きかけるロビィストとしてロビー会社に勤務している。
驚くほどクールで知的、ただしロビー活動で用いる手法は常識外れで反倫理的。
大手ロビー会社で働く彼女に銃規制強化法案を廃案にするようにとの依頼がやってくる。
クライアントと内容について話すなかで、資産家であるクライアントの銃規制強化案撤廃に関しての意見を一笑にに付して跳ね除けた。
当然クライアントは怒り、大口の客を逃しそうなスローンの上司も激怒。
なぜ、失礼な態度を取ったかと問い詰められたスローンは銃規制強化すべきという自分の信念曲げて廃案にむけてのロビー活動はできないと。
結局スローンは銃規制強化法案を支持するロビー会社に移り、盗聴、合法の賄賂等々駆使して、その敏腕を振るっていく。
冷徹な主人公が活躍する映画には、往々にして過去のトラウマ体験などの特別な経験や悲劇がつきものであるし、それを知ることで我々も“納得”した経験はあるだろう。
しかし、この作品ではスローンの過去を掘り下げることや、また家族のことについては触れられず、どのようなプロセス経て今の人格を形成したかのかは明かされない。
私は、この映画をもう何度も見返しては飽きることがないな、学びがあるなと感じるが最初に観た時の衝撃は凄かった。
まだ観たことがない人はラッキーだと思う。あの高揚感をこれから体験できるから。
あまり予備知識はいれずにご鑑賞ください。